アメリカの抽選永住権が当たった!日本に住む普通の日本人家庭がロサンゼルスに移住するまでの記録です。
今回は面接までにそろえる各書類、英訳の付け方などをまとめました。
当選したのは、2001年4月とずいぶん昔なので現行の手続きとは多少の違いがあるかもしれません。
抽選永住権の面接に持参する書類
永住権当選の通知の封書には、面接には次の書類を、原本+コピーを1部ずつ、日本語の書類は英訳をつけて持ってくるようにと指示されていました。
…申請者本人(中卒の場合は、卒業後2年間の勤務経験の証明が必要)
2、パスポート
…家族全員。有効期限が1年未満の場合は更新が必要
3、出生証明書
…家族全員
4、写真2枚
…家族全員
5、犯歴証明
…16歳以上の家族全員。
6、裁判および収監記録
…家族に過去有罪判決を受けた人があれば
7、除隊記録
…該当者があれば
8、婚姻証明
…グリーンカードを受ける子どもがいて、配偶者が死別・離婚の場合はその証明
9、銀行残高証明か、就職先の雇用証明
これらの証明書類を、私たちが実際にどうやって入手したか、振り返っていきます。
永住権の面接用書類の準備
1、高校の卒業証明書
卒業した高校の事務所に電話して、どのように依頼するか尋ねました。
私は奈良の県立高校、ダンナさんは愛知の県立高校でしたが、ともに英文で作成できるとのことで、手数料と返信用切手を送りました。
証明してもらう内容…氏名、生年月日、卒業年度、クラスと担任名
発行手数料…郵便小為替500円、返信用切手 (書留用)470円(当時)、返送先を明記のこと。
1週間ほどで返送されてきましたが、私の高校からは英文ではなく日本語での証明だったので、再送を依頼しました。こんなこともあるので、どれも書類は確認が必要です。
のちに実際に面接に行った時、「大学の卒業証明は?」ときかれました。
高校のがあればこと足りますが、最終学歴として大学卒業をしている場合は、その証明もあった方がより強力なサポートになります。
2、パスポート
当時3歳と1歳の子どもたちには新しくパスポートが必要ですし、私のも旧姓のままだったので訂正申請をしなければいけません。
面接時に有効な上、さらに期限まで6ヶ月以上ないといけないので、有効期限まで1年を切るようなら早目に更新しておいた方がいいでしょう。
パスポートは住んでいる都道府県の旅券事務所で申請し、発行してもらいます。
申請には申請用紙、戸籍謄本か抄本、写真、マイナンバーカードがない場合は住民票の写し、更新前の旅券、本人確認書類が必要です。
子どもの分を親が代理で申請することができますが、受け取りには赤ちゃんでも本人が行かなくてはいけません。
発行手数料は、10年:11000円、5年、6000円を受け取りの時に払います。
詳しい申請方法は各都道府県の旅券事務所か、外務省のホームページを参照してください。
3、出生証明書と8、婚姻証明書
日本人の場合は、出生証明も婚姻証明も戸籍抄本になります。
出生証明ように一人1通ずつ、婚姻証明用に1通とりました。
また、パスポートの申請のために必要な分も同時に取得しました。実家が本籍地だったので、ちょうどゴールデンウィークに里帰りするとき区役所で取りました。
発行手数料 1部につき 450円
戸籍謄本や抄本は郵送でも受け付けてくれます。
本籍のある市町村役所の戸籍課に問い合わせます。
戸籍交付申請書を各市町村のホームページからダウンロードして記入し、発行手数料は450円 x 部数、それと返信用封筒に返信先を書いて、返信用切手を貼り、請求者本人確認用に運転免許証のコピーを同封します。
4、写真
家族人数 x2枚ずつ必要です。
移民ビザ用の写真は、当時はま右耳を見せる独特のアングルで撮ってたので、写真館などでプロと相談しながら撮りました。
こちらも我が家は3歳と1歳をとるのに、写真屋さんと私たち親とのチームワークでなんとか出来上がった努力の結晶の写真となりました。
2枚1組 1600円 x 4組 =6400円 税別
5、犯歴証明 から 9、銀行残高証明までは長くなるので、次回ブログで続きをご紹介します。
準備した面接用書類の英訳について
日本語で発行された書類は、すべて英訳しなければなりません。
けれども、申請者本人を含め、誰が英訳してもかまわないことになっています。
参考までにアメリカ大使館が、日本の戸籍抄本を英訳するのに使われているひな形は次のような形式です。
アメリカ抽選永住権の当選後、面接の時にそろえて持参する書類の準備の仕方について9種類の書類のうち、高校の卒業証明、パスポート、出生証明と婚姻証明のための戸籍抄本、写真について、約20年前のことではありますが、まとめてみました。
大人一人ならば、手続きも出費も少なくてすみますが、家族が増えるとその分負担も大きくなります。
けれども、大人の自分にも大きなチャレンジであるこの移住計画は、幼い子どもたちにとっては、人生のほぼ初めから二つの言葉と文化を手にするという大きな大きな財産を意味します。
配偶者がいるということは、これから始まる移住生活での苦労を最も近くで支え合える人がいるということです。
自分一人で暮らしていくよりも、夫婦で2倍、そして子どもの数だけ、ひらかれる窓が多くなり、移住先での生活がより豊かなものになっていくことを励みにしてもらえればと思います。
この記事があなたのお役に立ちますように!