米国抽選グリーンカードに当選!面接に必要な書類とその準備のすすめ方(後編)

アメリカ抽選永住権(DVビザ)に当選した、日本に住む普通のサラリーマン家庭の、ロサンゼルス移住までの記録です。

今回は面接用の書類のうち、主に警察で取得する犯歴証明、銀行の残高証明についてです。

高校の卒業証明、出生証明や婚姻証明ののための戸籍抄本、写真の準備にについては前回のブログをご覧ください。

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米国永住権、当選後、面接に必要な各種書類

 

前回ご紹介したとおり、当選後の面接に必要な書類は次のようになります。

1、高校の卒業証明書
2、パスポート
3、出生証明書
4、写真
5、犯歴証明
6、裁判記録および収監証明
7、除隊記録
8、婚姻証明
9、銀行残高証明、もしくは雇用(の依頼)証明

今回は5、犯歴証明、以降、9、銀行残高証明まで見ていきます。

1、高校の卒業証明書〜4、写真までの取得の仕方は前編をご覧ください!
米国抽選グリーンカードに当選!面接に必要な書類とその準備のすすめ方(前編)


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面接に必要な各種証明書類の入手方法

 

5、犯歴証明

ビザ申請する16歳以上の者は、犯罪経歴の有無を、住んでいる都道府県の警察署(東京都は警視庁)で証明してもらいます。

各都道府県警察署のホームページに案内があります。

私たちは藤沢市にいたので、神奈川県警の警察署に問い合わせました。

「あ〜、アメリカのビザですね」と慣れた様子で、指紋を取るので鑑識課に来るように言われました。なるほど。

証明は無料ですが、次の書類が必要です。

住民票(有効な運転免許証でもよい)

パスポート(犯歴証明を提出時に戸籍と氏名が同じであること。パスポート更新するなら更新後のものを)

提出先の国の関係機関からの依頼書(ケースナンバーと依頼人の氏名が記入されているもの)

取得の申請には必ず本人が出向いて、全指の指紋をとってもらわなければなりません。

米国やその他海外に旅行された方は入国時に指紋を取られることがありますが、あれと同じ要領で、ガラス板に次々と指先を転がすように押し付けて、指紋をとっていきます。

最後に親指と残りの4指を軽く触れて終了。

受け取りは約2週間後、大きな封書が閉じられており、開けることはできません。

すでに英語を始め、数カ国語に対応した書類になっているそうで、自身で英訳する必要はないので開封せずそのまま面接に持参します。

6、裁判記録と収監証明

訴えを起こされて裁判になったり、有罪判決を受けたり、収監されたことがある方については、移民ビザに詳しい専門の弁護士に相談されてください。

7、入除隊記録

第二次大戦からの帰還者は各都道府県庁の福祉課、厚生労働省に問い合わせてください。

自衛隊については各司令官より記録を取り寄せられるようです。

8、婚姻証明

戸籍抄本と英訳を準備します。詳しくは前回の記事に書きました。

9、銀行残高証明

アメリカに入国してからも、貧困状態に陥らないだけの雇用、当面の生活に困らない預金残高を証明しなければなりません。

すでに、アメリカ国内で就労されたり、就職のオファーがある場合は、正式な会社名の入ったレターヘッドを使った用紙に担当者のサイン入りで、仕事内容とポジション、給与について明記した文書を用意してください。

ダンナさんはこの時まだ、仕事のオファーをもらえてなかったので、大使館に問い合わせたら、銀行の残高証明を英訳して提出するように言ってもらいました。

わざわざ、当時の貧困所得の年収を表す表も教えてくださり、家族4人で$21000のラインなら数年は暮らせるだけの預貯金があったので、それを提出しました。

残高証明書は銀行の窓口で申請書を書けば発行してもらえます。

手数料が数百円かかりますし、当日発行できる銀行と後日発送のケースがあるようです。

のちの面接では、仕事はどうするのかと、やはり聞かれました。

ダンナさんが今働いている会社のアメリカ法人に、ローカルスタッフとして雇ってもらうつもりだと話して面接は通過したのでした。


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書類の入手は面接までに早めに進めよう

 
ケンタッキー・コンシュラー・センターに最初の書類を返送して約4ヶ月、8月中ごろに「面接を10月9日に赤坂の日本大使館で行う」と通知がありました。

つまり、面接まで6ヶ月の時間があったということです。

私たちのケースナンバーは200番台と早かったのでその点では余裕がありましたが、このDVビザは年間5万5000件で発行をストップすることから、当選者全員が発行までたどりつけないこともあるのです。

こうしてそれぞれ書類には、発行手数料がかかり、申請してから取得するまでに数週間かかるものもあると考えると早め早めに、各書類を入手していかなければなりません。

まとめ

抽選永住権の面接までに準備する書類の後編、主に警察犯歴証明と銀行残高証明を取得したときのことをご紹介しました。

「ダメでもともと」の精神で、弁護士さんのお世話にならず、ここまで書類作成がすすんだのは、幸運にも、裁判を受けたり、貯金がなかったりという複雑な展開がなかったのと、日本在住のまま当選という状況で、大使館の査証課の方が問い合わせに回答をくださったことでした。

つぎは面接に向けて、指定されたアメリカ系の病院で受ける健康診断についてです。

この記事があなたのお役に立ちますように!

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