英語で発音しやすい日本人の名前はコレ!海外で通じる名に変えられる?パスポート名は?

海外で生活していると、日本人としてはよくある名前が、現地の言葉では発音しにくく、覚えてもらいにくい、ということがあります。

これから海外でのお仕事や学生生活が始まるという人、現地で出産して赤ちゃんに名前をつける夫婦、国際結婚のカップルにとって、悩ましい問題ですね。

海外暮らしを楽にするためにも、新しく名前を決めるときに、特に英語を中心に、通じやすい名前、通名・ニックネーム、そしてパスポートの表記についてもご紹介します。

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英語で発音しやすい日本人の名前

日本語にも英語にもある名前は親しみやすく、イントネーションの違いはあっても、やはり安心感があります。

国際結婚のカップルに生まれた赤ちゃんの名前は、日本人側の祖父母も、相手側の祖父母からも呼びやすい名前がいいですものね。

ヘボン式と英語のスペルが違うものには*をつけ表記しました。

女性の名前
あいり* (Eiley)、ありさ*(Alyssa)、あんな、えま、えみ、えみり*(Emily)、えりか、
かな、かのん、かれん、きあら、くみ、ここ*(Coco)、
さき、さち、さな、さや、さら、せな、せりな、たみ、とも、
なな、なおみ、なみ、にいな*(Nina)、はな、べに、
まいか、まき、まち、まな、まや、まり、まりあ、まりか、まりん、まりな、
みあ、みか、みき、みさ、みち、みな、みみ、めい、めぐ*(Meg)、もな、もも、
ゆか(ゆうか)、ゆき(ゆうき)、ゆな(ゆうな)、ゆま、ゆみ、ゆり、
らら*(Lala)、りあ*(Leah)、りお、りか*(Rica)、りさ*(Lisa)、りな、りみ、りん*(Lynn)、るな*(Luna)、るる*(Lulu)、れいな、れみ*(Lemi)、わか

ようこ、ゆうこ、けいこ、とうこ、せいこなどは、英語にはない名前ですが、発音しやすく受け入れられやすい名前です。

りこ、るか、も可愛いですが、英語・スペイン語圏では男性の名前になります。

あい、まい、ゆう、などはどうしても、I、My、Youとまぎらわしくなります。

男性の名前
かい、がい*(Guy)、かず*(Kaz)、けい、けいし*(Casey)、けいじ、けん、けんじ、けんと*(Kent)、こう、ごう、こうあ、こうじ、こうた、
しおん*(Sean) 、しょう、じょう、じょうじ*(Joji/George)、しゅう、しん、しんじ、じん*(Jean)、じゅん、せいじ、せいや、ぜん、
たいが*(Tiger)、たいし、だん、とむ、のあ、まりお、ゆうき、ゆうじ、ゆうじん*(Eugene)、ゆうた、ようた、
りいと、りき*(Riki/Ricky)、りく*(Rick)、るい*(Lui)、れい*(Ray)、れお*(Leo)、

ゆうだい、ゆうせい、とうご、は「you die」「you say」「to go」とまぎらわしくなります。

調べてみると、K、M、S、T、Yの音はどの言語でも発音に差がないと感じます。

逆にF、H、J、R、は無音になったり、発音が異なり日本名とはちがって聞こえたり、発音できないことがありますね。

気をつけたいのは、母音が重なる名前は英語では発音しにくいこと、人気の「あおい」「かおる」「りえ」は言いづらいようです。

また、Aで終わると女性、Oで終わると男性の名前と思われがちです。Maria・Mario

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日本の名前を通名に変えられる?

母国以外では通じにくい名前だから、と多くのアジアの国では、英語の名前を通称として使われています。

そういう国や、移民の多い国では、書類を書くときに法的な名前と通名を分けて書くあように示されていることが多いです。

ならば、ビジネスや、留学先で悩まずに思い切って、みんなが呼びやすい名前に変えちゃっていいんじゃないでしょうか。

自分の名前の一部を使って、

Taka、Yasu、Yoshi、Moto、Michi(Mitch)、Toshi、Masa、

少し英語読みに寄せて、

てつお、ただし>>Ted、つとむ、ともゆき>>Tom、おさむ>>Sam、りょう、りゅういち>>Roy、はるお>>Harry

あおい>>Allie、さおり>>Sally、かおる>>Kelly、みどり>>Dory、りえ>>Lily

苗字でも、

まつむら>>Mat、たにぐち>>Tony

英語のネイティブ・スピーカーに確認してもらって、自分も相手も読みやすいニックネームを探してみてください。

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パスポートの名前はどうすればいい?

ニックネームで普段の生活はできても、前述のとおり、書類上「Legal Name」(法的な名前)を書くように指示がある場合には、パスポートに印刷されている名前やスペルで記さなければいけません。

クレジットカードや免許証の名前も通名は使えません。

生まれてくる子に英語名をつけて、ヘボン式ではなく、英語でのスペルを希望する場合は、その旨、パスポート申請時に窓口で申し出ます

たとえば、「じょうじ」はヘボン式だと「Joji」ですが、重国籍で日本以外のパスポートですでに「George」と記載されていれば、問題なく申請は通ります。

国際結婚の取り扱い数が多い都市部のパスポート申請窓口の方が、対応に慣れていると思います。

もちろん海外の日本大使館、領事館は対応に慣れてますので、ミドルネームや、国際結婚で日本戸籍の姓を変更していない場合の併記の仕方などにも詳しいです。

在アメリカ日本大使館のホームページが参考になります。

まとめ

英語で発音しやすい日本語の名前をリストアップしてみると、意外にたくさんありました。
発音しやすいとはいっても、やはりイントネーションの違いから、日本語と同じように聞こえないことが多いです。

でも、すぐに慣れていきます。異なる言葉や文化の中でもうまく適応して生活していくというのはこういうことなのだな、と思います。

どちらの国でも呼びやすい名前を考える、ということ自体が、二つの国を理解し、結びつけるという大切な姿勢だと思うのです。

親にもらった大事な名前、日本人として生まれてきた誇り、私たちの名前には思いが詰まっていますよね。

でも、異国の土地や人と結びついて、新たな名を受けるのもまた、その人の人生。

ぜひ、新しい生活、新しい命、新しい名前でのご活躍をお祈りしています。

この記事があなたのお役に立ちますように!

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