早い子なら、小学校高学年くらいから始まる思春期・反抗期。前回記事の「言うことを聞かない」から反抗期に発展させてみました。
口をきかない息子、不機嫌な娘にもう我慢できない、いつまで続くのか、と疲れきっているお父さんお母さんに、少しでも楽になってもらえるよう、自身の3人の子育てとママ友たちの中で、うまくいった接し方のコツをまとめてご紹介します。
反抗期の息子や娘への上手な接し方
反抗期が始まったかなぁと感じるのは、「こうしなさい、ああしなさい」が通じなくなったとき、でしょうか。
黙ってにらみつけたり、「いちいちうるさいなぁ」と言うことが増えてきます。
私の子育ての感覚として、10歳ぐらいから、日々の生活は、指示しなくても自分でできるようになると思っていたので「10歳まではいろいろ注意するけど、そのあとはもう自分でできるはずだから言わないよ」と宣言してありました。
個人差はあるけど、この判断は正しかったようで、夜ふかししてても、宿題忘れても、朝ごはん食べなくても、まずは黙って見ていました。
結果、寝不足で体育の長距離走がキツかった、テストの点が悪かった、空腹に耐えられず4時間目はキレそうだった、と不都合、不具合を訴えてきたので、
「そら、そうやろ!はよ寝んからや!わははは」
ていう感じで、それも笑い飛ばしてやりました。
それでも、夜起きてて、朝起きられない状況が続いたり、宿題をやらない日が続くときは単なる親への反抗ではなく、学校の勉強か、お友達との人間関係に何か原因があることが多いです。
やっきになって「早く寝なさい」とか「宿題しなさい」と言わないで、見守る、失敗は笑い飛ばしてやる方が、子どもの身に起きている悩みや問題を見抜けると思います。
よく親子でケンカして「もうお弁当作らない!」とストを起こす親も多いですが、食べ盛りのメシ抜きはオススメできないですね。
ママ友の1人はのり弁の海苔の下に紅ショウガで「バカ」って書いて、逆襲してました。(笑)
そういうユーモアで乗り切れる親であれば、深刻な事態を回避できるんじゃないかと思います。
実際、関西人のわたしの周りは、反抗期の息子をネタに笑いをとる強者オカンがたくさんいます。
反抗期の子どもの人生のお手本は親の自立
子どもが自分の意思で生きていこうとするから、親の言うことはなんでも押し付けに感じる時期です。
子どもが自立にむかっているなら、親も子離れして「自立」していかないといけないと思います。
親がどんな人生を歩んでいるか、父親と母親の関係はどうか、他人とどう接しているか、とても注意深く見られているのですから、是非この機会に親自身が自分を見つめ直してはいかがでしょう。
何か趣味に打ち込んでいますか?最近楽しいことを計画しましたか?友達と会いましたか?親孝行してますか?人の悪口言ってませんか?
子どもたちが巣立っていったら、ダンナさんと2人ですよ。今から仲良くしておかないと。
子どもたちに「大人だって大変な世の中を一生懸命、ちょっとでも楽しく生きようとしてるんだ」って伝わったら、彼らの視野も広がって、反抗するエネルギーが少しそがれてくることでしょう。
反抗期の子どもたちのペットの癒しが効果的
うちは子供達が小学生の頃からネコを2匹飼っているのですが、このネコちゃんたちがささくれ立った反抗期の心をこれほど癒してくれるとは驚きました。
呼びかけてもゲームの画面から目を離さず、しつこく呼ぶと、ヘッドホンをやっとはずして睨むようにこちらを見るような長男でしたが、ネコを抱き上げほおずりして「にゃにゃにゃ〜」とじゃれあっているのを見ると、ホッとしたものです。
学校に行けば、ホルモンバランスの偏ったティーンエイジャーのクラスメートたちが、次から次へとドラマを繰り広げ、精神的にまいっていた長女も、部屋で涙ぐんでいるそばへ、そっとやってきては寄り添ってくれるネコたちに、どれほど救われたかわからないと振り返ります。
反抗期で子どもが荒れているご家庭は、事情が許すなら、ぜひぜひペットを飼ってみてください。効果はてきめんです。
まとめ
反抗期の子どもを持つ親は、口やかましく言うよりも、まずは見守って、失敗も笑い飛ばすぐらい、ドーンとかまえてみましょう。どんなに子どもが荒れても、いや、荒れているときこそ温かいご飯と温かいお風呂とお布団を、にっこり用意してあげたいものです。
子離れの時期がきたのだと悟り、親自身の生活、今後の人生を見つめ直して、打ち込めるものを見つけた方がいいかもしれません。
ペットは本当に癒されます。病院や、介護施設でもアニマルセラピーを取り入れているところは珍しくないですが、反抗期の子どもだけでなく、親も、家族みんなが心のケアをしてもらえるはずです。
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