うちの子ホントに言うことを聞かないからイライラする!もう疲れた…っていうおかあさん、おとうさん、毎日おつかれさまです。
どうしたらいいの?こんなに大変なのはうちだけ?と落ち込みそうになる前に、少し受け止め方を変えて、子どもと接してみませんか?子どもの年齢別に対処法を見ていきましょう!
子どもが言うことを聞かないときの対処法:3歳から幼稚園児
なんでもイヤイヤをする2歳から、引き続き自我が芽生えはじめ、なんでも自分でやりたがる3歳児。
小学校に上がるまでの2、3年はまだまだ親の手を借りなければ危ないこともあるし、なんとか言うこと聞いて欲しいですよね。
ほんとうに叱らなければいけない時を見極める
叱りつけたり、大きな声でおどしたりするのは、親もエネルギーを使って疲れるし、子どもも四六時中怒られていると、耳がマヒして(笑)聞こえなくなっちゃうみたいです。
大事なことを伝えたいなら、ふだん注意する回数を減らさなければなりませんね。
命にかかわる、大きなケガにつながるとき以外はなるべく見守るように親も自分自身をコントロールしましょう。
真剣に伝える
伝えるべき時がきたら、子どもの目線を合わせて、今なぜいうことを聞かなければならないか、理由とともにつたえます。
なんども同じことを繰り返し伝えなければ理解できない子もあると覚えておいてください。そして根気よく伝えてください。
ときには伝え方を変えることも必要かもしれません。
スーパーで買い物するとき離れていってしまいそうなときには、「ママが買いたいものを棚からカゴに入れてくれるお手伝いしてくれるとうれしいな」と手伝わせるとか、親も知恵のしぼりどころです。
あなたが「大好き」をいつも伝える
わたしは「いうことを聞かない子は出て行って!」と言ってしまい、自己嫌悪に陥ったことが何度かあります。
自分も子どもも大嫌いになっていきそうでした。
そんなときは代わりに「言うことを聞いてくれないとママは悲しい。だってOOちゃんのこと大好きだから」と言ってあげてください。
親が自分自身に言い聞かせるつもりで。
愛されている子は、わんぱくでもまっすぐ育ちます。
専門家の助けを得る
それでも手に負えない、異常だと感じるときは発達障害も視野に入れて、どのぐらい繰り返していっても聞かないか、データを取るつもりで様子をみましょう。
早めに専門家の協力を得ることで、子ども親も救われるということがあります。
子どもが言うことを聞かないとき、小学生への対応
集団行動もできるようになってきたのに、いうことを聞かない子どもというのは親も心配になりますよね。
聞かない理由を確かめる
ただ反抗しているのとは違い、自分自身のこだわりをもっていたり、何かに興奮したり、集中しているときには聞くことができない、ということもあります。
いうことを聞かないときに、子どもはどうしたいのか、どういう状態なのか、詳しく観察することで、こちらの対応も変わってきます
。
いうことを聞かず、自分のやりたい方法ですすめる子は、逆に「自己主張ができる子」なんでも触ってみたり登ってみたりする子は「好奇心が旺盛な子」、興奮して聞かない子は「感情が素直な子」ゲームに熱中していると聞かない子は「集中力のある子」ととらえることができます。
もし、いうことを聞かない裏にとても大事な長所が隠れているとしたら、その芽をつみとってしまうのは惜しいですよね。
学校の先生とコミュニケーションとる
何人も同じ年齢の子供をみてきた学校の先生とコミュニケーションをとるのが大事なことだと思います。
家庭ではみられない、学力や社会性をサポートしてくださるのが学校です。
授業についていけない、お友達とうまくいっていない、という原因から家庭で親に反抗的になるということは十分考えられます。
子供自身が自分の状況をうまく親に説明できないことも多いので、学校での様子を先生に「最近うちの子どうですか?」と聞いてコミュニケーションとったり、心配ごとをぶつけてみると思わぬ原因が見つかるかもしれません。
子どもが言うことを聞かないときの対処法、中学生
いよいよ本格的に反抗期に突入する中高生時代。ここまでくると、自分の意思で「親の言うことは聞かない」と決めています。
親の保護下から、自立しようとする時期ですから、親に「勉強しろ」だの「部屋を片付けろ」だの言われればいわれるほど、キレます。(笑)
過干渉、過保護、心配症は百害あって一利なし
勉強しない、忙しくて「疲れた」といって寝てばかり…
スポーツや、クラブ課外活動など本気で打ち込むことがあるなら、思いっきりやらせてあげましょう。
何かを達成したり、挫折を味わったりすることの方が勉強より大事な時もあります。
体や心が鍛えられ、自信を持っている子は、勉強は後から十分に追いつく力があるものです。
親にできることでサポート
逆に、お酒やタバコに手を出して、暴力をふるう、いわゆる「グレる」方向に、エネルギーが向く子は、好奇心が旺盛なのもあるでしょうが、やはり心に満たされない部分を抱えていることが多いようです。
これも、親が叱ろうが、泣きすがろうが、効果はありません。
まず親が一番しなければならないのは、家庭内に安心して戻ることができる環境を整えておくことです。
あたたかいごはんと、お布団とおふろ。父さん母さんの笑顔。家族の楽しい会話。
欠けているなら、埋め合わせる、取り戻す方法を考えてください。
「くそばばあ」と言われて怒ったり悲しんだりしている場合ではありません。
今日も子どもの大好物を晩ごはんに作って、「パンツ洗濯しといたよ!ドラ息子!」と明るくいい放てる親でいれば、いつか孝行してくれるようになると信じて…
まとめ
こどもの年齢別に、親の言うことを聞かないときの対処法をあげてきました。
結局、どの年齢でも親が、手出し口出しする前に、子どものことをよく観察することが大事だとわかります。
皮肉なようですが、子どもが言うことを聞かないときは、親が子どもの言い分を「聞く」というのが一番の解決方法なのかもしれません。
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