兄弟げんかがひどい…親の上手な対応と生まれた順別仲良し兄弟の育て方!

子どもの兄弟げんかに毎日イライラ!怒ってばかりで気が変になりそうだし、つい上の子を我慢させてしまったり、仲良くできないのは、親のせいなのかなって悩んでしまいますよね。

少し見方や接し方を変えて、兄弟げんかを少しでも減らし、生まれた順をうまく利用して、仲良し兄弟を育てていく方法を、ご紹介します。この方法のおかげで、我が家の三兄妹は大学生と高校生ですが、仲は悪くないです^^v

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兄弟げんかがひどいときの対処法

 

兄弟げんかは子ども同士のコミュニケーションのひとつなので、親はどちらの味方もしないで見守るのが鉄則です。

ケンカが始まるとその声を聞くだけで、イライラし、早く収めようと仲裁に入ってしまいたくなりますが、兄弟げんかなんてささいな原因から始まって、どっちもどっちということがほとんど。

仲裁に入れば、子どものどちらにも不満が残ります。そして、それがまた次のケンカのもとになることも。悪い方を決め、謝らせる時間とパワーがもったいないです。

なので、イヤホンか耳栓でもして、少し離れて様子をみましょう。

「ママ〜!」と助っ人を求めに来ても、言い分だけは聞いてやり、「ふーん、そうなの」「そりゃ、困ったね」と聞き流して、ジャッジはしないように努めます。

子どもの年齢、性格によっては、手が出ることや取っ組み合いを始めることもあるでしょう。

危険な場合は、ピシッとやめさせます。ただ、やめさせるだけでいいです。

怒るのではなく、「ママは兄弟ゲンカを見ると悲しい」と伝えてください。

叩かれた子が泣いてるのをみると、叩いた方に「謝れ」と言いたくなりますが、一部始終を見ていたならともかく、叩かせるだけの理由があってのことかもしれません。

できれば、親は冷静になって、ケンカの様子を観察してみてください。

上の子が下の子をいじめてばかりいる、とか、真ん中の子がどうもちょっかいを出してばかり、など。

ケンカをやめなさいと怒るよりも、原因となっている子への愛情不足など、解決しなければいけない問題が見えてくるかもしれません。


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上の子から順番に!仲をとりもつ上手な親の対応

 

2番目、3番目の子が生まれると、上の子が、ママを取られたとやきもちを焼いて下の子をいじめることはとてもよくあることです。

我が家の長男も、妹がヨチヨチ目が離せなくなる頃、ワザと妹にぶつかっていったり、下の子が遊んでるおもちゃを取り上げたりしていました。

わたしが叱ると長男はその後1時間ぐらいグズグズ泣いているということが続いて、まいっていました。

そんな頃にいただいたアドバイスが、「すべて、上の子から手をかけてあげて。先に生まれたのだから。おやつも体の大きいお兄ちゃんが多めに。自分が満たされれば、上の子は必ず下の子に分け与えられるようになります。」というもの。

小さい妹をかばうのが当然と思っていたわたしは、目からウロコでした。

それからは、靴を履かせるのも、車から下ろすのも何もかも「お兄ちゃんからね」と順番を徹底しました。

すると、驚くほど長男は変わり、妹を突き飛ばすこともなくなり、グズグズも言わなくなったのです。

物理的に、下の子に手のかかる間は、「いつも大切に思っているよ!」と上の子に感じてもらうには、かなり意識して上の子と接していかないといけないと身にしみました。


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大人になってもずっと。仲良し兄弟の育て方!

 

「上の子から」の親の接し方はやがて、こどもたちにも刷り込まれていき、親から離れて子どもたちだけで遊ぶようになっても、「お兄ちゃんから」という兄妹間の序列を、守って遊んでいるように、見受けられました。

さらに数年後、次女が加わっても、「お兄ちゃんから、お姉ちゃんから」には変わりはなく、わたしは「お兄ちゃんの言うことをちゃんと聞いてね」と言いおいて、お留守番させてたのを思い出します。

そして、上の子にはときおり、下の子が寝た後もリビングに残って、親とお茶したり特別扱いしてあげていました。

それでも、学年が上がり、世界が広がると、どうしても上の子は一人目ということで、親もプレッシャーかけながら育ててしまうし、末っ子はつい甘やかし、あおりを食って中の子は放って置かれるし。

思春期の気難しさなどから、長女が妹に八つ当たりすることも。そんなときも「キライだからケンカしているんじゃないよ。気分をコントロールできないだけ」とやり過ごしました。

常に親が「上の子は正しく、中の子は愛情深く、下の子は厳しく」を心がけることが、仲良し兄弟子育てのコツになると思います。

そうして、兄弟が「上の子に敬意を持ち、下の子に愛着を感じ」続けて大人になり、それぞれ家庭を持つようになっても、つながっていてくれるのではないでしょうか。

まとめ

ビートたけしさんのお母さまとの微笑ましいエピソードが好きです。

若い頃、お母さまがたけしさんをお寿司屋さんに連れて行ってくれました。「他の兄弟には内緒だよ、こうして連れてくのはあんただけなんだから」と言われ、嬉しかったたけしさん。

でも後年になって、実は他の兄弟もそれぞれお寿司屋へ連れて行ってもらっていたことがわかりました。呆れるやら、可笑しいやら。でも、ひとり一人を大事にしてくれてたんだ、と兄弟みんな喜んだ。とのこと。

兄弟ゲンカはとにかく放っておく。

上の子から、を心がければちょうどよくなる。

いつか親はこの世からいなくなります。
残されたとき、相続争いなんかでなく、よい思い出を分かち合える兄弟でいて欲しいですね。

この記事があなたのお役に立ちますように!

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